学校を卒業して就職して、ついに社会に出ることになりました。その後、仕事にもなれて、同僚や学生時代の友達と話していると、保険に入ったという話を聞くようになってきました。
では、新社会人になったときには、どのような保険に入るべきなのでしょうか?
◆まずは、緊急時に備えて貯金
保険は貯金で賄えないような大金が必要な場合に備えるものです。新社会人になったばかりで独身の場合には、まずは貯金をすることを心がけましょう。
結婚して家族が増え、養う子どもができれば必要なお金や、いざというときの保障が増えてきますので、そういうときに備えるように独身のときにある程度お金を貯めておきましょう。
◆親を養う場合
親が高齢だったり収入がなかったりして親を養っているような場合で、自分に何かあった場合に暮らしていけなくなるようなときには、死亡保険に加入しても良いと思います。
◆養う人がいなければ死亡保障は不要
独身で養う人がいなければ基本的に保障は不要だと思います。自分が死んだ後にお金を残すのは、受け取る側がその後に生きていくためにそのお金が必要なので、独身で養う人がいなければ死亡保障は必要ないでしょう。
◆医療保険やがん保険は?
若いうちは病気になりにくいので、そこまで神経質になる必要はないと思います。どうしても保障が欲しいと思ったら会社の団体保険を一度確認してみると良いと思います。
◆保険は若いうちに入った方がお得?
確かに若いうちに入った方が保険料が安いですが、年をとってから入った人は若いときに保険料を払っていません。ものすごい得になるというわけではなく、その分の保険料をちゃんと払っています。
ただ、がんなどの病気になると保険に入れなくなってしまうので、そういうことが心配な人は若いうちに加入しておくのも良いかと思います。
◆会社の団体保険や福利厚生をチェック
まだ保険に入るつもりがない人も、将来のことを考えて会社の団体保険や福利厚生をチェックしておくと良いです。会社の団体保険がある場合は、民間の保険よりも安く加入出来ますし、福利厚生でいろいろな保障がついている場合があります。
◆まとめ
新社会人になったら、まずは50万円くらいの金額を目指して貯金しましょう。そのくたいのお金があれば、高額療養費制度があるため、高額の医療費が必要になっても払うことができます。
そして、保険に入る前にまずは保険の勉強をすると良いです。周りの人が保険に入って「社会人になったら保険くらい入るでしょ」と言われて焦って加入する前に、勉強して無駄な保険に入らないようにしましょう。