《保険のセールストークの罠》途中で解約すると損?

 保険を途中で解約しようとすると「生命保険は解約すると損ですよ」と言われることがあります。

 加入した保険代理店に解約の相談をすると必死で説得されますが、果たして本当に生命保険は解約すると損なのでしょうか?

 

◆解約ペナルティ

 これは、生命保険の多くの商品(バブル期に加入した予定利率が高い契約を除いて)で、「早期解約ペナルティ(解約控除)」の条項が盛り込まれていることが主な理由です。

 生命保険会社は新規契約獲得のためにお金をかけて、営業職員や代理店に対して契約が成立すると一括して成約手数料を支払うようにしています。保険会社は、契約の初期に大きなコストが発生し、その後、長い契約期間でそのコストを回収していくというビジネスモデルをとっているため、契約後すぐに解約されてしまうと、営業や代理店に払った成約手数料を損してしまいます。

 契約後すぐに解約されても、契約手数料を損しないように保険会社が考えたのが解約控除と呼ばれるペナルティです。

 

◆解約すると損なのか?

 こういった事情があり、積み立ての保険商品は途中で解約すると、積み立てたお金より少ない額しか返金されない場合もあります。これは、商品と期間によるので、契約後3年で解約した場合に積立額以上の返金がある商品もあれば、10年経っても積立額より少ない金額しか返ってこない商品もあります。

 これは、それぞれの商品と設定した年数によって変わってきます。保険の契約をする前には必ず「何年で契約した金額以上の返金があるか」ということを確認することが大切です。保険は期間の長い契約なので、加入するときには、解約のことまで必ず考えておきましょう。

 途中解約すると損ということは一概には言えないので、まずは加入している商品を確認しましょう。

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