《民間保険(第3分野)》所得保障保険とは?

 保険というと、死亡したときに保険金が一括で支払われるというイメージがあると思います。しかし、お金の使い方が上手ではない遺族の場合、自分が亡くなったあとに残したお金を有効に使ってくれるかという不安もあるでしょう。

 そんな場合にオススメなのが、所得保障保険です。所得保障保険は一括で大金が支払われるわけではなく、分割して保険金が支払われるため、生活費に当てようとしている場合などには調度良いでしょう。

 

◆所得保障保険とは?

 所得保障保険は収入保障保険、生活保障保険などと呼ばれる場合があります。第3分野の比較的新しい保険です。

 良くドラマなどで、夫が亡くなって多額の保険金が支払われたけど、お金の使い方を知らなくてすぐになくなってしまったり、悪い人に騙されて保険金が亡くなってしまうなんていう話がありますが、やっぱり実際に同じようなことが現実でもあるようです。

 「自分が死んだ後、保険金を計画的に使ってくれるか心配」という場合には所得保障保険がオススメです。

 分割して受け取る方法は以前からもありましたが、この保険は契約の時点で分割を決めて加入するところが特徴です。


◆受け取りタイプは2種類

・確定年金タイプ

 収入保障保険の保険金は年または月にしていくら支払うかを契約のときに決めておきます。例えば、毎年200万円で10年、または20年と期間を決めたら、その期間の間保険金を受け取ることができます。

 仮に、契約者が30歳で60歳までの期間で毎年200万円の10年間の収入保障保険を契約していて、55歳で亡くなって5年で契約期間が過ぎても、当初の契約どおりもう5年は保険金が支払われます。しかし、次に説明する歳満了タイプはちょっと違います。

 

・歳満了タイプ

 確定年金タイプと違って歳満了タイプは、契約期間の満了によって、保険金も打ち切られてしまいます。例えば、先ほどと同じ例で、契約者が30歳で60歳までで200万円の10年間の所得保障保険に加入した場合で考えると、確定年金タイプの場合なら55歳で亡くなった場合でも、契約通りそこから10年間は保険金が支払われますが、歳満了タイプの場合は、55歳で亡くなったのなら、契約期間が満了する60歳で保険金の支払いは終わりです。

 予め、自分が亡くなった場合に何歳までお金があれば大丈夫かということが明確にわかっていれば、こちらのタイプでも良いと思います。

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